2019年 新年のご挨拶:KOKI PRESS

新年のご挨拶(2019年)

工機ホールディングス株式会社社長ご挨拶

進化する極上のユーザー体験を創造するために

- 率先推進する3つのポイント -

あけましておめでとうございます。
2019年は、十干十二支で「己亥(つちのと・い)」。生命が成長を終えて姿が整い、その命が引き継がれて種の中にエネルギーがこもっている状態を指します。人や組織に当てはめると、成熟した組織が内部の充実を心がけ、人材育成や財務基盤を固め、それまでの主義、規律などを見直し、次の段階をめざす大いなる挑戦の年になります。
さて、不確実性の高い社会においては、順風満帆に思えた企業がある日突然その評判を大きく落としてしまうこともあります。このような中、私たちが新たな年を予測する最良の方法は、自らこの一年を創造することに他なりません。
間もなく2020年へのカウントダウンに差し掛かります。私たちは利己的に事業を追求するのではなく、品格をもって、利他を意識しながら成長をしていくことが求められる時代を迎えます。品格の伴った事業推進のためには私たちの大切なお客様に極上の体験をしていただけるような商品やサービスをご提供し続けることが欠かせません。それらを実現する様々な技術へのこだわりと愚直さ。環境や社会やガバナンスを強く意識しながら、当たり前のことをばかにすることなくちゃんとやる。これこそがどんな時代においてもぶれることなく私たちが持ち続けなければならない魂なのだと確信しています。
事業戦略の柱として昨年10月1日に正式に発表した新ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」を中心とした製品事業の強化を行ってまいります。また、これからのプロフェッショナル市場のニューノーマルであるコードレス時代に、圧倒的なパワー、耐久性、精度をご提供する電池プラットフォーム「マルチボルト」シリーズを一層拡充して事業展開を行ってまいります。そして、ブランド・プロミスである「電動・エア工具を通じて進化する極上のユーザー体験を創造する」を柱に、特に次の3つのイニシアティブを引き続き強化してまいります。

2019年の方針

  1. プロダクト・マネジメントの強化

    事業バリューチェーンの全域にわたる製品ポートフォリオの付加価値最大化を目的とした、製品開発・再編を含む、顧客目線のカテゴリ戦略の策定・実施とPL管理を、組織横断的に実施します。今年、パイロット・プログラムを早期に実施し、一貫した製品戦略を展開してまいります。
  2. マーケティング・コミュニケーションの強化

    デジタル分野を強化し、伝統的な広報・広告宣伝活動を越えたコミュニケーションを展開します。また、グローバル規模で「Wave(ウェイブ)」と呼ばれるマーケティング・キャンペーンをけん引するチームを編成し、より分かりやすく、より親しみやすい、お客様に寄り添った施策を次々と打ち出します。
  3. マーケット・インテリジェンスの強化

    市場動向はもちろん、製品の事業動向やお客様の声を徹底して集約・分析し、各事業部門や事業パートナーと洞察を共有することで速やかに活動に反映し、現在の機会点を解決し、未来の需要を創造してまいります。 従来の伝統的ともいえた製品を主体としたプロダクト・アウトから脱却し、市場を重視したマーケット・インと適正なバランスで事業展開してまいります。

製品体験「タッチ&トライ」の積極展開

さて、「HiKOKI(ハイコーキ)」のブランドプロミスを具体的に実現するのが、弊社独自の36Vマルチボルト蓄電池を搭載した「マルチボルト」シリーズです。昨年は、これまでの切断、締付け用工具に加え、釘打機や集じん機が新たなラインアップに加わり、マルチボルトの汎用性が大幅に高まりました。
現在当社では、お客様に極上のユーザー体験をしていただくため、「タッチ&トライ」と名付けた製品体験の場を積極的に設けています。既に販売店様にもご協力いただいておりますが、同行販売やミニ展などの展示会に加え「マルチボルト」シリーズを搭載した展示車「マルチボルト・キャラバン隊」の活用など実演を中心としたユーザー訴求に注力し、また、LINE@などのSNSを活用した、タイムリーな新製品情報やイベント情報、動画コンテンツの提供を通じたコミュニケーション活動にも取り組んでまいります。
これからも、お客様のニーズを何よりも大切にしつつ、販売店様をはじめ皆様のお力添えをいただきながら、新ブランドの早期浸透や拡販活動に努めてまいりますので、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びになりますが、販売店様の益々のご繁栄とご家族、従業員の皆様のご健勝を心から祈念して年頭のご挨拶とさせていただきます。

吉岡幸スタッフ

コードレスセーバソー:CR 36DA形
高速切断で作業時間を半減。TV番組でも紹介され、大きな反響をいただきました。

コードレスインパクトレンチ:WR 36DC形
「木工モード」機能搭載で木工現場でのボルト締めも高効率。
土台緊結皿座金の締付けも可能。

コードレスクリーナ:RP 3608DA形
AC電源不要で建設現場やビル清掃など移動の多い場所でも快適清掃。

コードレス卓上スライド丸のこ:C 3607DRA形
AC100V並みのパワフルな切断性能、両傾斜、一尺切断、さらに低騒音も実現。

コードレス仕上釘打機:NT 3640DA形
パワフルな打ち込み力と軽快な使用感を実現。

AC/DCアダプタ:ET 36A形
マルチボルトシリーズがAC100Vで使用可能。連続作業に威力を発揮。