話題店を訪ねて(株式会社山崎商店):KOKI PRESS

株式会社山崎商店 話題店を訪ねて

  • 商売は真面目にコツコツ、まっとうに。
    豊富な在庫と、お客様からの確かな信頼で地域一番店をめざしています。

    〒136-0072 東京都江東区大島6-10-14
    電話:03-3636-2627 FAX:03-3636-2630
    代表取締役社長:山﨑 孝明(三代目)
    主な取扱商品:大工道具・建材

    山崎商店 外観
    代表取締役 山﨑 孝明さま

1ヶ所で欲しいものがすべて揃う、利用しやすく、便利なお店

隅田川、荒川、東京湾に囲まれた“水彩都市”東京都江東区。近年、高層マンションが相次いで建設されるなど、活気にあふれるエリアです。この地で「山崎商店」さんが創業されたのは昭和3年、社長の山﨑孝明さんのお祖父様が会社を起こされました。「創業当時は板金業をやっていたと聞いています。その頃は現場で余った釘や針金、トタン板などを倉庫に置いていたら、地域の方から譲ってほしい、売ってほしいと言われるようになり、徐々に板金から金物や材料の販売の方へシフトしていったそうです」。
物心ついた頃からお店を継ぐものだと考えていた社長は、新潟県三条市の問屋で4年、神奈川県寒川市の金物屋で2年ほど勤務をされたのち、「山崎商店」さんに入社されます。他店で修行されたものの、やはりご苦労もあったとか。「それぞれの店舗によって売れるものは違いますからね。当社は砂や砂利、セメントなど一般的な金物屋では取り扱っていない商品もあります。大工さんをはじめ、設備屋さんや配管工など、色々な業種のお客様がいらっしゃるので、その分商材や覚えることが多く最初は大変でしたね」とにこやかに話す社長。建材から二次製品、金物まで、幅広い商材を扱っている「山崎商店」さんならではのご苦労だと言えるかもしれません。逆にお客様にとってみればワンストップで、欲しいものがすべて揃うため、便利で利用しやすいお店だと言えるでしょう。

社長としての経験を積むほどに、先代の偉大さを実感

今回、「山崎商店」さんにお伺いして感じたのは、一般のお客様の来店が多いこと。プロのお客様に混じって、さまざまな商品をお買い求めになっていきます。「やっぱり立地が良いからでしょうね。都営地下鉄の駅から近く、大通りに面しているので利用しやすいのだと思います。この立地で、ここまで広い店は珍しいですから」と話す社長。もちろん立地だけでなく、90年以上商売をされてきて、地域に根付いている点も大きいと思われます。その他、下物から上物まで何でも揃う豊富な品揃え、商材の出し入れがしやすい広い駐車場、各種商品を気軽に手にとって確かめることができる展示スタイル、知識が豊富で親切丁寧なスタッフなども同社の強み。また特大POPはインパクト抜群。見やすく、わかりやすく、店舗の外からでもお客様の目を引きます。
社長に就任して6年目になる山﨑社長。先代から引き継いだことをお伺いすると「真面目にコツコツと、まっとうな商売をするということですね。近江商人の商売十訓に“今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ”という心得があるのですが、先代は飲んだ日でもしっかり出納帳を書いていました。こういうところは見習っていきたい。実は4年前に亡くなったのですが、社長として月日を重ねるほど、先代の偉大さを実感しています」とのこと。またモットーに関しては「あまり自分の色を出さないようにしています。当社はお客様に育ててもらったお店。これからもお客様の声をきちんと聞いて、しっかりと要望に応えていきたい」と話されます。

規模の拡大をめざすよりも、会社をしっかり守っていくことが大事

2ヶ月に1回、メーカー別の展示会を開催。在庫管理は、弊社グループ会社が提供するPOS管理システム「MANECO(マネコ)」を活用されておられます。現在の売れ筋商品は、コードレスインパクトドライバ(WH36DA)、ハンマ(H41SA)、セーバソー(CR13VBY2)。「HiKOKI製品は昔からの根強いファンが多いですね。最近は、マルチボルトが好評です。あとコードレスラジオ付テレビ(UR18DSML)は個人的に購入して使っています」とありがたいお言葉をいただきました。「よく使わせてもらっているキャッチコピー“地域一番店をめざして”は、もともと工機販売さんの営業マンが使っていた言葉です。父が亡くなった時には遠方から線香をあげに来ていただくなど、担当の方々にはとてもお世話になっています。信頼している営業マンがすすめる商品だからこそ、当社も安心して販売できます」。
「社長になって実感しているのは、会社を守っていくことの大変さ。規模を大きくするより、地域の住民の方に愛される、地域一番店をめざしていきたい」と語る社長。先代以外にも、以前勤務されていた問屋・金物屋の社長の経営を参考にされているとか。また東北地方の販売店の方々とは、同業者として積極的に情報交換をしておられるそうです。もうすぐ創業から100周年を迎えられます。何かイベント等を考えているのかお伺いすると「今のところまだ考えていません。今年は増税がありますし、来年は東京オリンピックがありますから、それらが終わって落ち着いてからですね」とのこと。地域に愛され、地域に欠かせないお店として、「山崎商店」さんの存在感はますます高まっていくことでしょう。

多種多様なアイテムが並ぶ広い店内

「山崎商店」スタッフ

マルチボルト電池など売れ筋商品

HiKOKI製品展示コーナー

店舗の脇から駐車場・倉庫へ

材料も豊富に品揃え